初体験

女の初体験ではない、残念でした、柔道の試合の「初体験」の話し。

犬の初めての対外試合は、北海道の旭川の道警との練習試合だった、1回生の7月下旬くらいだったと思う。旭川道警のオーダー表が貼り出されたら、のきなみ参段、4段、5段が並んでる、ご丁寧に「講道館」5段とか、わざわざ、「講道館」まで付けてたし、とにかくでかい、方やK大は,参段が1人しかいないし、中~軽量ばっかりで小さい。どー見ても格が違う、というわけで、最初に道警のお偉方のあいさつがあって、「学生はとにかくけがだけはしないようにね・・」で、「ふん」というかんじだった。その先鋒で犬が出た(まだ白帯)。相手は古内を1回り大きくしたような黒帯で、あっという間に背負い?で投げられた。そのときの写真が北海道新聞にでて、これが犬が写ってる唯一の新聞掲載写真になった。当時、白帯は、深谷、平、牧など4~5人いたが、彼らがどんな試合をしたか全く覚えてない。が、K大の主力選手たちが出だしてからは、よく覚えてる、こちらの段位は1-2段低いがほとんど互角以上で、道警のほうが3~4人けがしてしまったのである。終わってからの道警のお偉方の挨拶も面白く、「失礼しました、冒頭のあいさつは訂正します、こちらがけが人続出で・・・」という内容で、負け惜しみがなく、率直なおことばだった。

今から思うと、北海道の七大戦の直後の練習試合だから、K大は猛練習の後の現役ばりばり(そもそも昇段試合に行く気がない)、方や道警は昔は強かったろーが、練習不足(段位は昔の杵柄)、その差が出たのだと思う。

ちなみに、その晩に道警柔道部の方と野外でジンギスカンBBQして、たいへんおいしかった(以後、あれよりうまいジンギスカンは食べたことがない)・・・人間不思議なもので、あの時食べた〇〇はうまかったなーとか、あのときのあの女の〇〇〇はすばらしかったなーとか、そーいうことは40年以上たっても覚えてる、犬だけかもしれんが・・・。

 

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