ロシアとウクライナの戦争の報道を見た、国境から700キロ離れた爆撃の拠点空港をウクライナがドローンで攻撃したとか、ドイツ製のゲパルト(対空戦車)で、低空・低速の巡行ミサイルとかドローンを迎撃してるとか、とにかくおもしろい、これが21世紀の戦いで戦争の形が大きく変わってるのが分かる。というわけで、今直面してる新しい形の戦争に適応する必要が日本にもあるわけで、反撃力も含めてGNP2%で体制作りするのに賛成だ。この新しい戦争の形は日本の技術力とマッチすると思うし、米欧日の同盟がバインドしておけば、中ロを抑えて世界をコントロールできるだろーという灯が見えてきた(まさに安倍晋三の路線、ただし安倍はそこにインドも加えた)。
ロシア・ウクライナ戦争がおきてしまったこと自体が、パックスアメリカーナの終わりを象徴するようなできごとだが、戦争の過程でわかったことは、これからの世界の主役(つまりは世界一の軍事力)は、ロシア・中国のバインドではなく。米欧日のバインドが世界の秩序と平和を守るのだろー、ということ、それと、万一、常任理事国の大国(中ロ)に侵略されてもウクライナのように戦えば勝てる。ということだ(今の日本人がウクライナ人のように戦えるとは思わないが、世界は戦前のカミカゼのイメージで日本を見てくれてる、これぞまことの、魂の遺産、靖国神社)。
日本のGNP2%で防衛力整備は、単なる自国の軍事力近代化の話ではなく、パックス米欧日をにらんだ、同盟関係強化、という戦略的な視野があるのかと推察できる。国会における野党議員の質問。「中国が脅威に感じる、とか軍拡競争につながる」とかは、なんとも、前時代的な質問だと思う。