アルミ缶と蟻(後編)

わけのわからないタイトルだが・・・

蟻のはなし・・・犬は子供の時から蟻が大好きで、勝手に名前を付けてた、ちび赤蟻、ちび黒あり、黒蟻、黒大蟻・・・てなぐあい、

侍蟻も知ってて、定期的に黒蟻の巣を襲撃して繭を略奪していた。

兄犬(変な奴2匹)も大好きで、よく、女王アリを捕まえて瓶で飼ってた。犬も、目の前で、女王アリが羽を落とすところとか、働きアリがまだ2~3匹しかいない巣(その段階では女王アリも一緒に働く)も見ていた。兄犬は飽きると、巣穴を砂糖で埋めてた。犬は、エサで誘導して、戦争させるのが好きだった、いざ戦争になると、巣穴から大軍のアリがでてきて、相手の巣めがけて突撃し交差するところでくんずほぐれつの蟻のじゅうたん状態になる、飽きると、水をかけて全部流してた。

こういう話を20歳過ぎて、女の子にうれしそーに話すと、あきれ果てて「異常!」と言われたもんだが、犬は虫が好きで蟻を一日見てても飽きなかった(カズテックが溶鉱炉を見てても飽きないのとある意味いっしょかも)。

それで、このビルの屋上でも、アリを飼ってて、1Fの花鉢にアリが巣を作たのを奇貨として(女王アリもス作る土がなかったんだろー)、その鉢を屋上に持って行ったのが始まりだ。ビルの屋上は過酷な環境で、夏場日中は灼熱地獄になるが、蟻は土中に潜んでて夕方からでてくるのだ。それで、あらたにわかったことが・・・アリは犬と一緒で散歩が大好きで、エサが足りてても散歩する、ということだ。この習性がエサの確保、さらには種の拡散・持続に必須なんだろーと思う。ヒトがアフリカから拡散したのもそーだし、エサが足りてても拡散するというのはDNAに組み込まれてて、自然淘汰に優位性があり、種の保存がかなうのだろー

そーいう観点から、ヒトの古中近現代史を見ると、マンモスハンターのベーリング海峡越えとか、もともと上海当りと言われてる弥生人の日本九州、朝鮮半島南部への拡散、あーりあ人のカイバル峠越え、コロンブスのサンサルバルト島到達とその後の拡散、ゲルマン人の移動、大日本帝国の満蒙・華北への進出、アメリカ白人の西部進出・シナ事変への介入・・・などなど、全部DNAのなせる業だと説明できる。あと、勝てば官軍負ければ賊軍なだけ。

さらには、人々が旅行好きなのもそーいうことで、せめて、そーいう形で、人・もの・金・情報の拡散を認めるのは人口のグローバル的な増加と戦争回避につながるという見方は理に適う、と思う。

単なる核兵器を含む軍事力の均衡だけではなく、自由な開かれた社会をグローバル化することは、人間の本来持つ動物的な性分,散歩好き、拡散好き、を別の形で満足させていくという意味があり、人類の平和につながる道だと思うわけ、ヒトが核兵器を持ってしまった以上、真剣な戦争はできんわけで、・・・だから欧米・日本の主張は希望の道で、中国共産党・ロシア・北朝鮮の核兵器付きの独裁政権の道は袋小路であろー。ついでに伝統的な日本の侍の価値観「最後は武力で決着しましょう・・・」は、古すぎて危険、だと思う。

なんて犬の見解・持論が、ありを観察してると導かれてでてくるわけ、だから、ありを飼うのは大事なんだと若女将に主張すると・・・・「なにをわけのわからんことを、バカじゃないの・・・異常!」

となり、アルミ缶を大量にすてるのも、ありを屋上で飼うのも異常!同類!くるってる!狂徒だ!、となるわけ・・・・まことに不本意だがそう見えるわけ、100人中99人がそー見るわけ・・・

なんだかよくわからんが、これが、タイトルの意味、「同類」でした。

教訓・・・

人のふり見てわがふりなおせ(なおさんけど、フン)

 

 

 

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