心が折れたのか、3回生の時に柔道部をやめてしまった大場を思い出した・・・左組で、へたな体落としばかりかけてくる奴だった、合宿犬は最初のころはポンポンやられてたが、そのうち、秋ごろには食わなくなった。高松高校出身で、理学部数学科だったと思う、多分相当賢いんだろーが、普段は、普通に相当馬鹿だった。合ハイの時は、彼は色白鳩胸で肩幅広く涼しい顔してるから、第一印象はいいのだが、しゃべるとほとんど、あーうーの世界だから、それっきりだった・・・でも、合ハイの女の子たちは知らないが、彼の一物はすごくでかいのだ（そういう点はちゃんとチェックしてる、一目どころか4目くらい置くレベル）、人はみかけではわからんもんなのだ、女の子たちもそこまでは見抜けなかったみたい。でも、彼は酒にすごく弱かった（これは見かけですぐわかる）、天は二物を与えないんだろーな、すぐ真っ赤になりひっくり返ってた。吉田寮の横の一角に広くて汚い畳の宴会場があり、炭火ですき焼きとかするのだが、１回生は先輩から一方的に「飲め！」とか命令され、無理やり日本酒とか飲まされるので、たまったもんじゃない（犬も何回吐いたか）、冬頃の宴会だったか、彼はいつものとおり、すぐに真っ赤になってひっくりかえって、げろ吐いてた、入口には部員たちが脱いだ靴が一杯あるのだが、わざわざ、その靴の中にげろげろ吐いてた・・・それでも帰りにだれも騒がないから不思議だ（そのままげろ靴の中に足突っ込んで帰ったか裸足で帰ったか、わからん？）。今、あの、靴にげろ男(大場のこと）どうしてるんだろー・・・
げろの思い出