柔道部犬物語 個人戦

犬の初戦は、7大戦後の北海道の旭川道警との練習試合だった、7月だからまだ白帯で、白帯組でも一番よわっちいので先鋒だった、で、相手は古内みたいなひげ面黒帯の警察のおっさんで、あっというまに背負いでほられて終わった、が、地元の新聞に、犬の写真がのって、、大事に切り抜いておいておいた(今は無い)。

8月は、地元の東京の三田高校の、陸上部ではなく柔道部にせっせと練習に行ってた。

次は11月の京都の段別で3位になり即日昇段、盾と表彰状を貰い、京都新聞にも名前が載り、大事に切り抜いて置いていた。その時思ったのは、毎日ぼろんちょんにやられて、ぼろ雑巾みたいになってるが、強くなってたんだ、知らんまに、、だった、なんでもそうだが、弱い次元で競っていても強くなれんのだ、、、

次は2回生の5月ぐらいに、西日本かなんかのか個人戦に出してもらった、結構、気合が入っていて、前日は寝苦しかった記憶がある、そして、武徳殿で始まった、組むなり巴投げかけたら、相手は、えーい とか言い、あっという間に一本負けした、、、足もかかってないのに巴で背中ついたときに大内のふりして気合だしたら、一本かよ、それはないよーって、がっくりした、、、が、組際の恐ろしさを思い知った?、以後、巴はかけず、なんと、いざりみたいに低姿勢から、帯もったり道衣の下もったりして、ひきこむ、変な形に進化していった、、、この犬の変な引き込みは、大内、小内は食らわないが、飛び込まれる心配があり、それだけ気を付けてた。

(続く)

 

 

 

 

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